こんな筈では。

昨日の古文の時間。
源氏物語のあらすじみたいのを纏めたプリントを戴いたのですが。
いやー……。

無性に腹が立ちましたね！

何なんですかあの色事しか頭にない人は！！
いったい何人の女に手ェ出してんだっ！！
しかもいちいち割と本気だっつーんだから……もー、開いた口が塞がらん、っていうか。
むしろ紫式部の人格を疑いたくなってみたり。
よくもまぁこんな話を延々書いたよなぁ、と……。


何故か昔から、どちらかといえば清少納言贔屓な私。
鼻に付く人ではあるんですけどねぇ……。
名前の響きが好きなんだろうな。
ちなみに定子よりは彰子派です。これは某小説の所為(笑)


で、むかつきついでに少し興味を持ちまして。
かの有名な、大和和紀の「あさきゆめみし」を読み始めてみました。
だってうちに全巻あるんですもの。
昔読もうとしたときはすぐに挫折したのに、今回は意外にさくさく読んでます。
いや。ていうか。

おもしろいんだ。不覚にも。

女性陣が皆様素敵で……！(源氏はどうでもよい/笑)
大和和紀すごいなー、とか思ってみたり。
……紫式部は誉めない。(何)


今八巻まで読了して、原作なら若菜下くらいですか。三十五帖の。
こっからまたどろどろだな。


源氏物語って、当時の女性達にはやっぱり恋愛小説として大ウケだったんだろうなぁ……。
みんな源氏とか夕霧とか柏木とか薫に萌えつつ、藤壺や紫の上や明石の君や、末摘花……は無いか。とにかく姫君達に自分を投影したりとかしたんじゃないかなと。
そんで一部ではきっと投影通り越して、ドリーム的な話もしたんだ。

そう考えると、結構楽しい壱槻なのでした。